1985-86 Boston Celtics

12/13/03にロバート・パリッシュからの返信があって、NBA最強のチームの1つとして有名な1986年ボストン・セルティックスの主要メンバーからのサインが揃いました。1986年のセルティックスは67勝15敗と圧倒的な成績を挙げ、史上最高のフロントラインと呼ばれる3人のオールスターにシックスマンのビル・ウォルトンを加え、危なげなくファイナルを制しました。

PG Dennis Johnson

"Airplane"のニックネームを持つディフェンスのスペシャリスト。78−79シーズンにはシアトル・スーパーソニックスのエースとしてNBAチャンピオンとなり、ファイナルMVPを獲得。83年にセルティックスに移籍。経験豊かなポイントガードとしてチームを牽引した。そのディフェンスの素晴らしさはNBAの歴史上でも有数で、NBAストアのイベントでもオスカー・ロバートソンやジョージ・ガーヴィンが一番嫌だったディフェンダーとしてDJの名を挙げていました。

生涯成績は14シーズンで、15,535 pts (14.1 pts/gm), 4,249 reb (3.9 rebs/gm), 5,499 ast (5.0 ast/gm)、プレイオフでは 17.3 pts, 4.3 reb, 5.6 astと成績を上げた。

2007年2月没。このサインはクリッパーズ宛に出してもらったもの。
SG Danny Ainge

闘志溢れるプレーで地元には愛され、敵地では憎まれたプレーヤー。81年にセルティックス入り。2年目にはスターターに定着し、シューティングガードながら84−85、85−86シーズンには5割以上のFG%を記録するなど、安定したプレーを見せた。91、92年には、ポートランド、フェニックスと異なるチームでファイナルに進出した。

生涯成績は14シーズンで、11,964 pts (11.5 pts/gm), 2,768 reb (2.7 rebs/gm), 4,199 ast (4.0 ast/gm)。

現役引退後はTNTの解説者、サンズのヘッドコーチなどを経て、03−04シーズンから古巣セルティックスのGMとして辣腕を奮う。

また、野球でも才能を発揮。NBA入りする前は、ブルージェイズの3塁手としてメジャーリーグでも活躍した。メジャーでの成績は3シーズン、211試合で .220, 2 HR, 37 RBI。

このカードはサンズのコーチ時代に出したものです。
SF Larry Bird

NBA史上最高の白人プレーヤー。勝負強く、レンジの広いシューティング、絶妙なポジショニングで次々にとりまくるリバウンド、マジックに負けないノールックパスを見せるアシストと何をとっても一級品。オールスターウィークエンドの3ポイントシュートコンテストで3連覇。特に88年にこれを決めると逆転優勝という最後のシュートを放った瞬間に右手を掲げてビクトリーサインを示したシーンは鳥肌もの。

79年最優秀カレッジプレーヤー。80年新人王、84−86年シーズンMVP、81年オールスターMVP、84,86年ファイナルMVP、オールスター出場12回、92年ドリームチームの一員として金メダル獲得など受賞多数。98年殿堂入り。

生涯成績は13シーズンで、21,791 pts (24.3 pts/gm), 8,974 reb (10.0 rebs/gm), 5,695 ast (6.3 ast/gm)、プレイオフでは 23.8 pts, 10.3 reb, 6.5 ast。

引退後はセルティックスのアドバイザーを務めていたが、97年故郷インディアナ・ペイサーズのヘッドコーチに就任し、いきなり最優秀コーチに。2000年にはペイサーズをファイナルに導く。いったんコーチを退いたが、今シーズンから再びペイサーズのGMに就任。

このカードは自宅宛に出したものですが、バードはお兄さんが代わりにサインをするゴースト・サイナーの使い手として有名。多分これもゴーストでしょう。
PF Kevin McHale

チャールズ・バークレー曰く、史上最高のパワーフォワード。長い両手を生かしたポストプレー、ディフェンスで相手を苦しめた。

84、85年シックスマン・アワード受賞、87年オールNBAファーストチーム、86−88オールデフェンシブ・ファーストチーム、オールスター出場7回。99年殿堂入り。

生涯成績は13シーズンで、17,335 pts (17.9 pts/gm), 7,122 reb (7.3 rebs/gm), 1,670 ast (1.7 ast/gm)。86−87シーズンにNBA史上初めて、FG%6割以上、FT%8割以上を同じシーズンで達成。

引退後、故郷のミネソタでウルブスのGMとして活躍中。このカードもウルブスに出したものです。
C Robert Parish

"Chief"(酋長)のニックネームを持つ地味な名センター。76年にドラフト1巡目8位でウォリアーズに入団し、80年トレードでセルティックスに。同年入団したマクヘイル、前年に入団していたバードとともに、NBA史上最高のフロントラインを12年にわたって形成した。高い打点から放たれる高いアーチを描くシュートはアンストッパブルであった。オールスター出場9回。

生涯成績は21シーズンで、23,334 pts (14.5 pts/gm), 14,715 reb (9.1 rebs/gm), 2,180 ast (1.4 ast/gm)。

引退後はシャーロットに住んでいるらしく、自宅宛に送ったカードにサインしてもらったもの。

6th Man Bill Walton

史上最高のカレッジ・センターのひとり。74年ドラフトNo.1ピック。77年にポートランドを優勝に導いた。怪我に泣かされてNBAではなかなかフル出場できなかったが、85年にセルティックスに移籍すると、シックスマンとして活躍した。

72−74年最優秀カレッジプレーヤー、78年シーズンMVP、77年ファイナルMVP、86年シックスマン・アワード、オールスター出場2回。

生涯成績は10シーズンで、6,215 pts (13.3 pts/gm), 4,923 reb (10.5 rebs/gm), 1,590 ast (3.4 ast/gm)。

現在はNBCの辛口解説者として活躍中。息子のLuke Waltonは今シーズンからレイカーズでプレーしている。

自宅に手紙を出したら、このポートレートが送られてきました。
Bench Jerry Sichting Bench Rick Carlisle Bench Greg Kite